遺書とは

遺書とは死期が迫った人が残された家族に向けて書く自由形式の手紙の事です。遺言書と誤解されそうですが、内容においては全く違いますので、ご注意ください。

遺書の内容の例として死後の埋葬法をお願いするということもあります。例えば、お葬式はしないでほしい、散骨してほしい、自身の死をこの人に教えてほしい等、具体的なお願いを手紙で書きます。その際、財産等には触れず、あくまでも精神的なことだけです。その他に兄弟姉妹、仲良くしてほしい、夫あるいは妻の介護をお願いしたい、可愛がっているペットがいれば、ペットの世話を頼むといったこともあるでしょう。また、悲しいことですが、自殺の際に書くのも遺書です。原因がいじめだった場合は本人といじめた相手しか知らない事実を、手紙に書き、事実関係を知らしめ、何等かの解決を願うという目的があるのでしょう。また、生きている人たちに事実を知ってほしいという目的もあるのかもしれません。いずれにしましても余りにも悲しいことです。

また、ベートーベンが自分の死期を予想して甥のカール、弟のヨハンにあてて書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」は有名です。こちらは病気の苦しみ、音楽への情熱が書かれ、芸術家としての仕事を全うしたいと言う辛い気持ちも書かれてあったようです。このように遺書は死にゆく人が家族や親しい人に素直な気持ちを綴ったこの世で最後といえるかもしれない手紙なのです。

当サイトは遺書について、言及いたします。遺言書との違い、弁護士に相談すると良いこと、遺書のメリットをご紹介いたします。ご参考になさってください。