遺書のメリット

遺書のメリットはどんなことでしょうか。死を考えるのは悲しいことですが、誰でも迎える死ですから、遺書について、考えておくのは人として大事なことでしょう。

遺書は法律的な力はない手紙ですが、故人の思いが沢山詰まっています。この世の最後にお願いしたいこと、言っておきたいことなど、人それぞれの思いが遺書でしょう。家族がいれば、家族に渡してもいいでしょうし、もし、家族がいない、何か法律が絡みそうと言った場合は信頼できる弁護士に渡してもいいでしょう。故人の思いが生きている人たちに反映され、良い絆が生まれると言うメリットがあります。また、弁護士という信頼できる相手が世の中にいたというだけでも、本人にとっての生きた証となることも大きなメリットかもしれません。また、人は心を預けて生きていけたら、幸せということを生きている人に知らせると言うメリットもあるでしょう。

そして、悲しいことですが、いじめ自殺、何らかの原因の自殺の場合、弁護士に遺書を預けることで事実解明が出来ます。悲しいメリットですが、これも生きている人たちに訴えると言う大きな意味になるでしょう。このように、遺書は様々なメリットを持ち、悲しいけれど、大事な手紙なのです。

弁護士に相談しよう

遺書を書いて弁護士にお願いする場合があります。どのような場合でしょうか。例を挙げて考えてみましょう。

天涯孤独だったり、家族に先立たれていたりする場合、死後の財産や残されたペットが気になるものです。そういう時は、生前に弁護士に遺書を渡しておきましょう。たとえば、死期が迫っていると分かった場合、財産を知り合いのどなたかに預ける、可愛がっているペットの世話をどなたかに頼む、また自分の思いを書いた遺書を自分の死後、家族に知られずに、この人に渡してほしいなど、弁護士にお願いできることです。

こういった問題は非常にデリケートで個人情報が沢山含まれていますから、よほど信頼できる弁護士でないと無理でしょう。だれでも、いつかはこの世を去ります。家族がいないので、その後の財産、ペットの世話等が気になると言う人、また、家族には知られたくないことがあると言う人は弁護士に頼りましょう。そのためには、日頃から信頼できる弁護士を見つけておくのが得策です。ネット検索や人の評判等で良い弁護士を探しておきましょう。ご自身の生きた証を託すのですから、信頼のできる心根の良い弁護士がいいでしょう。相性が大事かもしれませんから、日頃、目星をつけた弁護士tと良い付き合いをしましょう。

遺言書との違い

遺書と遺言書は、しばしば混同されますが、全く違うものです。その違いについてご説明致しましょう。大きな違いは法律にのっとったものか、そうでないものかということでしょう。遺言書の場合は民法で決められた形式があり、主に財産分与など、死後の法律的な処理について書かれたものです。

その際、決まった形式がありますから、その形式にのっとっていない場合は無効になるという事もありますから、遺言書の作成は弁護士に相談をすると安心です。遺書は法律で定められた形式はありませんから、死期を悟った人が自由に思いを書くものです。極端な話、壁や机に書いても遺書と書いてあれば、遺書とみなされるでしょう。但し、法律的な影響は特にありません。

このように遺言書の場合は弁護士の力添えが必要ですが、遺書でも弁護士の力を借りても良いのです。いじめの場合、家族がお願いして弁護士が遺書を使って会見することがあります、それは故人や家族に代わって世に真実を訴えるものです。時として弁護士にお願いして故人の思いを遂げてあげるのも家族の愛情でしょう。また、財産を託す親族がいない場合も遺書で弁護士にお願いできます。その際は生前からお願いすると良いようです。このように、遺言書と遺書は、内容が違うものです。

遺書とは

遺書とは死期が迫った人が残された家族に向けて書く自由形式の手紙の事です。遺言書と誤解されそうですが、内容においては全く違いますので、ご注意ください。

遺書の内容の例として死後の埋葬法をお願いするということもあります。例えば、お葬式はしないでほしい、散骨してほしい、自身の死をこの人に教えてほしい等、具体的なお願いを手紙で書きます。その際、財産等には触れず、あくまでも精神的なことだけです。その他に兄弟姉妹、仲良くしてほしい、夫あるいは妻の介護をお願いしたい、可愛がっているペットがいれば、ペットの世話を頼むといったこともあるでしょう。また、悲しいことですが、自殺の際に書くのも遺書です。原因がいじめだった場合は本人といじめた相手しか知らない事実を、手紙に書き、事実関係を知らしめ、何等かの解決を願うという目的があるのでしょう。また、生きている人たちに事実を知ってほしいという目的もあるのかもしれません。いずれにしましても余りにも悲しいことです。

また、ベートーベンが自分の死期を予想して甥のカール、弟のヨハンにあてて書いた「ハイリゲンシュタットの遺書」は有名です。こちらは病気の苦しみ、音楽への情熱が書かれ、芸術家としての仕事を全うしたいと言う辛い気持ちも書かれてあったようです。このように遺書は死にゆく人が家族や親しい人に素直な気持ちを綴ったこの世で最後といえるかもしれない手紙なのです。

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